ノラネコ、絶賛副業チャレンジ HONDAのエンジン(ラーメン屋)編
猛暑日 絶賛連続記録更新中
今回働くのはとある、ラーメン屋さん、中規模のチェーン点です。
20年くらい前からオープンしてましたが、一度も行ったことがありませんでした。
でも、移り変わりが激しい飲食しかもラーメンの業界でその期間お店を構え続けたとうい事は、それなりの味、お店ということなのでしょう。
でも、ラーメン屋さんというと…
元気でちょっと、暑苦しめのあいさつ。厳しそうでかなり濃い目の人間関係等々
が連想され、始めてな事もあり、かなり緊張はしました。
お仕事は10時半から、裏口から、元気よくあいさつして入ります。
そこにはパソコンとにらめっこをしている店長さん(かなり若い)ともう一人のスタッフの方がいました。その方から黒いTシャツと頭にまく真っ白いタオル、そして赤い前掛けの3点セットをお借りして、「にわか店員」に変身です。
前日の洗い物を洗浄機で(少量しかなかった)洗い皿を戻す場所等の説明を受け、お店がオープン。
開店したそばから次々とお客さんが入ってきます。「ふーん、こんなに人気なんだ」なんて思ったのもつかの間、満席になり、待ちのお客さんも増えていき、次々と空のお皿が下げられてきます。
始めは余裕をかましてたのですが…どんどん洗わんなんヤツが積み重なってきます。
かなり、集中して、目の前のドンブリ達にむきあってたのも束の間「ノラネコさん、テーブル下げて」と指示が飛びます。
お皿を下げるのもお店ごとのルールがあって、まずは消毒用のアルコールと台拭きを持ちます。下げられるものを下げて、テーブルを拭いて、お冷のピッチャーを確認、必要なら補充、メニューの重ねや位置をセットしなおして、「◯番終了です。」と声をかけて完了です。
お皿を下げるのにもちょっとしたコツというか技術が要る事に気付く、あまり無理をしすぎても、悲惨なことになるし…
それらをスピディーにこなし、厨房に戻っても待っているのは、洗われていないお皿の山、山、山…
それらが少し減ったと思ったら、また「テーブル下げて」と指示が飛びます。
多少孤独でもいいから目の前の事に没頭していたい傾向のある僕にとっては、かなりキツい。「眼の前の溜まった皿洗わせてくれー」なんてコトバを飲み込み、
ひたすら、お皿下げ、洗い、食器戻して、洗い、洗い、お皿下げ…
ものすごい高回転での作業です。
HONDAのエンジンばりに…
「当店の味を求めてご来店くださるお客様にすこしでも早く提供する」という
お客様本位ということなのでしょう。
自分にとってはいい経験だったし、修行でもあった。
午後2時くらいになると、さすがに順番待ちのお客様の列も途切れ、スタッフも順番に休憩をとります。
でも、僕は休みなし、ひたすら高回転で頭と体を高回転させる時間が続く…
終了間際の1時間なり、30分前から時計に意識がいってしまうと、鬼のように時間が経つのが遅いのは経験則で学んでいたので、ひたすら目の前に集中、集中。
気がつくと時計が5分前を指していた。
「お先に失礼します。」と挨拶をして「赤、白、黒」の3点セットを返して
お店を後にする。
確かに始めは緊張したけど、終わってみれば(あくまで終わってみれば)そうでもなかった。今度はお客として行ってみようかな、
でも…お互いに気まずいような気がしなくなくもニャい。