なぜ、生きる?

悩み、苦しみ、生きづらさを抱える皆さんと共に 移住や転職、不登校、大好きな本についても綴っていきます。日常のなかでのふとした学びや気付き、ココロの栄養のキッカケになれれば幸いです 

52才妻子持ち、転職☓☓回、未だに無職… どうする、俺? #27 ー伝説の民宿とそこで出会った漫画ー


この世界に俺が生きて行ける、スキマなんてあるのかニャー

 

最近、漫画「ボーダー」にハマりまくりです。

 

近所にいい感じの公園があります。

なんでも、とある大企業の創業者の生誕の地だそうで

 

桜の木が道沿いに並んでいて、ベンチも整備されています。

 

僕はよくそこで、ブログを書いたり、本を読んだり、自分と対話したり

つまりはボケーとしています。

 今読んでいる漫画は、ぽんぽん船という小樽の急坂を登りきったところにある

相当年月が経った民家を改築した。伝説の民宿で

 

スタッフをしていた時に、ご主人から「これ、読んでみて」と勧められたのが

御縁の始まりです。

 

もう、今から30年近く前、当時、時間を持て余してるのを

いい事に、必死で「自分探し」に明け暮れていた頃です。

 

その当時は二十代前半だった自分にその作品の深みが殆ど理解ハズもなく。

 

ただ、「無為こそ過激」、「女性原理」といった端々の言葉をうっすらと

覚えていただけで、

 

時代が変わり、単行本ではなく、「レンタ」というwebメディアという時代の

恩恵を受けつつも、それでも尚今こうして再び読み返しているのは

 

そこにありありと描かれている。「本来の人間性」、「失われかけている野生」

(「あしたのジョー」にも通底しています。)作中にでてくる

「俺は目に視えるものしか信じない、あちら側の奴らに理解されたためしがない」

に代表される無数のしびれるセリフをココロの何処かで覚えていたからでしょうか。

 

翻って令和の世、その一見過激(でも実はちょーマトモ)な内容から発禁

になってもおかしくはないし、この作品に共感し、読みこなせる人間が

この世にどれくらいいるのか

 

角が取れて丸くなったというより、

この社会の中で日常をなんとか送っていくために

摺りへらし切って存在が危ぶまれている

自我や個性に否応無しに訴えかけてくる何かがあります。

 

もし、よろしければ、皆さんも読んでみて下さい。